WSB銘柄はバブルなのか?
WSBはそもそも、Reddit(日本でいう2ちゃんねるのような匿名掲示板)の中のスレッド「wallstreetbets」の略です。
その掲示板で空売り比率の高い銘柄に集中して個人投資家が「買い」をあびせることで、Short Squeezをひきおこし空売りしていた機関投資家を焼き返すこと目指してます。
WSBで注目の銘柄をWSB銘柄とここでは呼びます。GME(Game Stop)を筆頭としてAMC、NOK、BBといった株です。
GMEは2週間前は、40ドル前後だったのですが、一時$400をこえています。2週間で10バーガーです。ここまで来るとバブルだとわかりますね。個人投資家と機関投資家が空中戦を闘ってます(笑)
ロビンフッドが特定銘柄を「買い」禁止に
1/28(木)の市場が開く前にロビンフッド社がWSB銘柄の「買い」を禁止しました。すでにポジション持っている人は売ることができますが、新規に現物購入、オプションの購入もできなくなりました。
市場への介入ですね。今までの売買のルールが急に変わってしまったわけです。このロビンフッド社の対応に対して、個人投資家は非難の声をあげてます。まあ当たり前ですよね。機関投資家は自由に売り買いできて、個人投資家は「売り」しかできないので。
自由主義のアメリカにとって、権利のはく奪は、議論の対象になるだろうなと思いました。アメリカは独立を勝ちとった国なので権利には厳しい目を向けます。
ロビンフッドに対して、連邦地裁も調査を始める予定です。
ロビンフッド側は個人投資家を守るために「買い」制限をもうけたと説明しています。実際はIPOを控えているので騒ぎをおさめたかったのでしょう。ただ世間からの目は、株主にしっぽをふり、顧客(個人投資家)をないがしろにしたと見られてます。
まとめ
今まで機関投資家がブイブイいっていた金融市場に、ロビンフッドのアプリの登場で個人投資家がたくさん誕生しました。個人投資家がSNSを使って一致団結することで、シトロンなどの空売りファンドへ大きな影響を与えています。
そんな中、影響力をもちすぎた個人投資家へ制限をかけるように「買い」を制限したロビンフッド。渦中にいるのはいつもロビンフッドですね(笑)
WSB銘柄は高くなりすぎてしまい、取り付く島もない状態です。いずれ株価は収束するとはおもいますが、$GME 株に全財産投入してしまった人もいて、社会問題もでてきそうです。
自由市場についてどこまで制限をかけるかなど今後の対応も気になります。
個人的には、金融市場の転換点にいる気がしていて、これからの展開に注目します。
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