「リバモア流投機術」投資の極意を学べました[書評]

書籍

どうも、きく(@Kiku_Home)です!

今回は「リバモア流投機術」という本を読みましたので紹介したいと思います。リバモアさんのトレード手法や考え方を自分の言葉で書かれております。


ファンダメンタルというよりかは、テクニカルに長けた投資手法です。前回紹介したニコラス・ダーバスさんの”ボックス売買法”にかなり似通っております。ニコラスさんのほうは下記もご覧ください!

リバモア流投機術で面白いとおもった点を3つ書きます。

投機はトータルで勝つ

「そもそもやるべきトレードは年にたった数回、おそらく4,5回しかない」とリバモアさんは言います。全戦全勝を目指し毎日市場を眺めるのではなく、ここぞという時に勝負を仕掛けるようです。もう少しリバモアさんの言葉を引用します。

「競馬で単一のレースに勝てても、トータルで勝つことはできない。」相場も同じである。投資や投機をして利益を得られる時期はたしかにあるが、毎日毎週トレードを続けて着実に利益を得ることはできない。一年中トレーディングをして利益を上げようとするのは無鉄砲な人だけだ。それはあり得ない、不可能な話である。

いかがでしょうか。

私自身もチャンスを逃したくないという恐れから、常にフルポジを維持してしまうのでここは見習いたいと思います。

仕掛けの時期を急いではならない

特定の銘柄や業種に関して明確な見解を持ったとしても、仕掛けを急いではならないということである。マーケットが動くのを待ち、観察する。

この銘柄すごくいいと思ったとしても飛び上がってすぐに買ってはいけません。今22~28ドル付近の株があり、あなたが50ドルの価値があると思ったとしても、買ってはいけない。株価が動き始めて30ドルを超えたあたりで購入すべきと著者リバモアさんは語ります。

このあたりが、ダーバスさんの”ボックス売買法”と共通しております。

上昇局面に入ってから購入するということです。「頭としっぽはくれてやれ」という投資格言がありますが、しっぽ部分ということになりますね。

調べていい銘柄だなと思う株ってたくさんあります。そういう銘柄を購入した後、全然上がらずヨコヨコし続けることは往々にしてありましたので。。。非常に勉強になりました。「新高値をとってから買う」というルールを作ってもいいかなとも思いました。

自ら学び自ら結論を出す

本書では一貫してどんな投資手法も正解はないと語る。結局自分で記録をつけ、自ら考え、自ら結論を出すことで投資成績は伸びていくとのことです。おもしろい比喩がありましたので引用します。

「健康法」に関する本を読んだとしても、運動を他人任せにできない。

リバモアさんの本を読んでも、多くの投資本を読んでも結局実践してみなきゃ意味はないということです。

「天は自ら助くる者を助く。」ではないですけれど、投資も他人に任せてしまっては上達しない。投資は自分で自分を律してやっていくしかありませんね。

まとめ

今回は投資手法というよりかは、リバモアさんの考え方を中心にまとめてしまいました。

  1. 投機はトータルで勝つ
  2. 仕掛けの時期を急いではならない
  3. 自ら学び自ら結論を出す

ほかにも多くの学びがある本だと思います。おそらく投資家にとって今欲しい言葉が乗っている可能性が高いです。Kindle unlimitedでも読めますのでぜひご覧ください。

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