どうも、きく(@Kiku_Home)です!
Inpixon(以下INPX)の決算が出ましたので内容をまとめたいと思います。過去にもブログを書きましたのでそちらもご覧ください。
決算の内容
売上が伸びた要因は、SystatおよびRTLS製品ラインに関連する製品販売です。
Systatは、データ分析ツール(ソフトウェア)のようで永久ライセンスの売り切りビジネスです。
RTLSはreal-time location systemsの略で、位置検知端末を製品として販売しております。まだ売上の額自体は小さいので今のうちにデータを集めて位置検知の知見を貯めていってほしいです。
いずれどこかの大企業と大口契約がとれれば一気に拡大していくはずなので伸びるまでもう少し待ちたいと思います。
次に21年Q1のトピックを見ていきます。
21年Q1のTOPIC
- SaaSアプリプラットフォームであるCXAppを買収
- Visualix社から特許を購入
- Inpixon Personnel Tagのリリース
- NXPセミコンダクターズの元CEOを招集
- Sysorex社への手形を1600万株の株式に交換
5つもあるので簡単に触っていきます。
SaaSアプリプラットフォームであるCXAppを買収
まずアプリ開発のCXApp社を買収しました。位置情報だけを入手しても意味がなく、お客様が使いやすいユーザインターフェース(アプリ)が必要です。今回CXApp社を買収したことによりユーザが使いやすいアプリを手に入れられました。戦略的ないい買収だと思います。
CXAppの顧客リストに関するツイートをはっておきます。
Visualix社から特許を購入
インドアインテリジェンスプラットフォームへのナビゲーション、マッピング、および3D再構築テクノロジーに関する特許を購入しました。これらの技術を活用することによりカメラの映像から3D MAPをつくれるようにします。物理世界からARへと拡張しやすくなります。
Inpixon Personnel Tagのリリース
Inpixon社の新製品です。RTLS(real-time location systems)のタグになります。製品もリリースしてデータ解析ソフトも提供し包括的に囲い込みをしていってほしいですね。
NXPセミコンダクターズの元CEOを招集
NXPセミコンダクターズの元CEOであるRichard “Rick” Clemmer氏を顧問として呼びました。昨年はPayPalの元Vice Presidentを呼んだり、伝手は多い印象です。
Sysorex社への手形を1600万株の株式に交換
今回新しく発表されたのが、Sysorex(以下SYSX)社の手形を株式転換した数量です。イーサリウムマイニング企業であるSYSX社の株数は1600万株でした。現在SYSXの終値が$5.8のため$92.8Mの資産を持ちます。この資産はまだ貸借対照表(BS)に反映されていないようで、次の21年Q2決算時にのる予定です。Q2決算が楽しみになりました。
まとめ
位置検知ソリューションのプラットフォーマになるべく、アプリの会社や特許を取得しているようで安心しました。今のうちに投資を行っていき将来の利益が大きくなることを祈ります。SYSXの株式を多く持っているので直近の財務は安心できると思います。
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