どうも、きく(@Kiku_Home)です!
eXp World Holdings(以下EXPI)の21年Q3の決算が発表されましたので内容をまとめます。
EXPI社について
eXpワールド・ホールディングス(eXp World Holdings Inc)は、企業がリモートで操作できるようにするクラウドベースの不動産仲介とテクノロジープラットフォームの所有・運営を行う。
楽天証券
EXPIは不動産の仲介業者になります。特徴的なのは本社をもたずクラウド上のオフィス(Virbela)に出勤することでテレワークできる企業です。ある種メタバースの企業でもあるわけです。
会社がテレワークを実践していることで「どこでも仕事ができる=海外展開がしやすい」ということでスケーラビリティーを持っています。もっと知りたい方は過去にビジネスモデルについて書いた記事があるのでご覧ください。
次は2021年11月7日現在の株価です。
時価総額も6.3Bと中堅の会社規模になります。
21年Q3決算について
21年Q3の決算は売上もEPSもビートしました。トロさんのツイートに内容がまとまっているので引用させていただきます。
このツイートにまとまっているのでブログも書く内容がないと思ったのですが念のためカンファレンスコールと会社のプレゼンを確認していきます。
カンファレンスコールを読んで
まず売上ですがQ3の時点で昨年の売上$1.8Bを超えて$2.6Bです。売上は堅調に伸びてます。売上を出すキーファクタはエージェント数になります。いわゆる不動産仲介業者の営業です。
キーファクターはエージェント数
エージェント数も堅調に伸びてます。このまま伸び続けるか毎期毎期の決算を確認します。
なぜエージェントが伸びているかについて簡単に考察します。
エージェント数増加の要因
・大きな支社をもたずクラウド上で仕事するので海外展開がすばやい
・エージェントに魅力的な報酬(株式報酬あり)
海外展開について
EXPIは21年8月時点では米国、カナダ、オーストラリア、英国に展開していましたが、そこからさらに5か国の海外展開を予定してます。
- 10月 南アフリカ
- 11月 インド、メキシコ
- 12月 ポルトガル、フランス
特にインドは、今まで展開していた4か国合計の人口よりも人は多い(13億人)です。うまく事業展開できればエージェント数は増えそうですね。ちなみにメキシコは1.65億人です。
この資料を見るとイタリア、ブラジル、中国の一部地域(香港あたり?)も検討しているようです。
まとめ
EXPIは21年Q3の決算で売上、EPSともにビートしました。エージェント数が伸びたことから仲介物件数も増えて売り上げも上昇しております。
ハイライトとしては今後Q4でさらに5か国(インド、メキシコなど)に展開される予定です。
あらためてカンファレンスコールを読んで思ったのが、このビジネスモデルを作ったこと自体がすごいなと思いました。というのも、ビジネスモデルがクラウド上で完結していてかつ、EXPIもエージェントもWin-Winの関係を築けていることです。EXPIはどんどん事業拡大できるし、エージェントも契約をとりつければ高額な報酬を手に入れられるわけなので。
すでに安定して黒字も残せているので、あとはスケーラビリティーをいかしてどんどん海外展開に進出していってほしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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