書籍「新しい世界 世界の賢人16人が語る未来」を読んでみた。

書籍

どうも、きく(@Kiku_Home)です!

今回は書籍「新しい世界 世界の賢人16人が語る未来」を読んだのでその感想を書きます。

この本は、コロナ後について、知の巨人たちが語ったインタビュー集です。先日読んだ「変貌する未来」のシリーズの前の新書になります。

株式投資をしている人にとってはおなじみですが、”r>g”を提唱したピケティー、「ブラックスワン」を書いたタレブを筆頭に16人の天才がコロナ前後の見解を述べています。

たとえば人口学者のエマニュエルドットさんは、コロナによる死者数は文化によって分かれると語ります。ベルギー、イタリアをはじめとした欧州は死亡率が高く、韓国や日本といった国は死亡率が低かったと。

つまり個人主義で自由な国はパンデミックの被害が大きく、権威主義的で伝統的な国はパンデミックの被害が小さかったわけです。ここまでは理解できます。

次に、だから権威主義がいいのかというと、「そうではない。」と否定するわけです。権威主義だと出生率が低くなると語るんですよ。死んだ数ではなく、生まれなかった数も考えなければいけないわけです。ここでハッとしましたね。

天才は見ている景色や視点が違うなと感じました。こういう気づきが非常に多かった本でした。

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