テスラがビットコインを購入
先日、テスラ社が1589億円相当のビットコインを購入しました。目的としてはビットコインでのテスラ車の購入を可能にするためとのこと。
https://www.coindeskjapan.com/98814/
このニュースが業界に影響を与える3点について考えてみます。
- テスラ社にとってのビットコインのメリット
- ビットコインと電力の関係性
- ペイパルマフィアについて
テスラ社にとってのビットコインのメリット
ビットコインは暗号通貨と呼ばれ、その安全性が一番の特徴です。安全性を担保するために売買時にはかなりの計算と時間がかかります。そのため高速な決済には不向きです。
その点、ビットコインが日常の生活で売買で使われるなら、決済取引の少ない大きな買い物からだと思います。価格が高い車を生業とするテスラにとっては親和性がたかいのかな。
そして、もう一つ重要なのが、ビットコインと電力の関係です。
ビットコインを手に入れる方法は2種類あります。一つが取引所で買うことで、もう一つがマイニングすることです。
マイニングというのは、「ビットコインの取引を第三者が承認をし、報酬としてビットコインを入手すること」です。
この第三者による承認作業がビットコインの安全性を担保してくれます。
ただ、この承認作業に非常に多くの計算をするので、スーパーコンピュータをフル稼働させる必要があります。
スーパーコンピュータをフル稼働させると必然的に大量の電力を必要とします。ここに電力⇔ビットコインに橋が架かるわけです。
ちょっと図解します。
橋渡しと、吹き出しにはそれぞれの保管場所を書いております。ビットコインをマイニングする際に多大な電力が必要となるわけです。
ここからは私の妄想ですが、将来的にはこれらの保管場所がほぼ同じ場所に入るようになります！
個人が電力を通貨に変える時代はすぐそこにやってきています。
テスラに話を戻します。テスラは「パワーウォール」という製品で蓄電池も販売しております。またテスラ社専用のチャージャステーションも持っているので、左下の電力部分はすでに手中におさめております。
今回資産の一部でビットコインも購入し、ビットコインによるテスラ車の購入も始まります。
これからは電力がらみでビットコインとからめたサービスを始める気がします。もしかしたら、シェアリングサービスを始めて、空いているテスラ車のCPUと電力によりマイニング作業を始めたり。。。
マイニング作業は始める気がします。
昼に太陽光で発電した電力がバッテリーにフル充電されてしまうとそれ以上は太陽をあてても充電できないので。太陽光による充電を無駄にしないためにもマイニング作業を少しでもしてビットコインを稼ぐというのは面白そうだなあ。
ペイパルマフィアについて
テスラ創業者のイーロンマスクとPayPal創業者のピーターティールはPayPalで一緒に仕事をしていた友人同士です。
PayPalに初期に働いていた方々をペイパルマフィアと呼びます。
今回図解したビットコインと電力の関係をみていくとこれからペイパルマフィアが暗躍しそうです。
PayPalは今ビットコインの事業にも乗り出しております。
ビットコインの値動きは非常に大きいので、決済では苦労しそうです。一つの案として、投資信託のように1日1回、値を決めるように、ビットコインも1日1度、取引レートを決めて決済するなどして、サービスが始まる気がします。
ビットコインの位置づけはこれからどんどん変わりそうです。このあたりもおっていきたいです。
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